太陽エネルギーデザイン研究会会長 

                                                  

株式会社 日本設計 

               宮崎 淳

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太陽エネルギーデザイン研究会(SDC)は2010年、地球温暖化問題に“美しい建築”の立場から貢献すべく設計事務所・ゼネコン・メーカー・工事会社・個人等が集まって設立されました。地球温暖化防止にとって、都市・建築における省エネと創エネは喫緊の課題であり、住宅や建築物のゼロエネルギー化はすでに国際的な潮流となっています。

太陽エネルギーデザイン研究会(SDC)の活動目的は、地球温暖化問題を防止するために都市・建築の立場からの貢献をすることです。地域ポテンシャルとしての太陽光発電・太陽熱・地中熱・パッシブ利用、および外装デザインとしてのファサードエンジニアリングの研究開発・実施導入を通じて、環境要素技術を融合・昇華して“環境建築デザイン”として実現していく事が目標です。

現在の太陽光発電等のシステムは、“建築建材性能や建築デザイン及び街並み景観”の点から見ると課題があるという意見もあります。SDCでは太陽光発電等のシステムの普及促進、“建築外装デザイン”としての完成度を向上させるための課題の明確化、および研究開発等のための情報交換を活動の主軸としています。

 ようやく、日本においても2050年のカーボンニュートラルが国の正式な目標となり、ここ数年で日本におけるカーボンニュートラルと再生可能エネルギーの意義は大きく変化すると考えられます。2030年における新築の住宅・建築物については、平均でZEH・ZEB実現を目指すことが示され、新築建物ではP Vの設置を標準化すると共に、既存建物等へもPV設置を進めるべく、様々な支援や取り組みを行っていくことが明確になりました。今後は、公共建築物等でのZEB化が標準化し、屋上等の設置しやすい場所に限らずPVを設置する必要性が増していくことが予想され、ますますBIPVの必要性が高まっていくと考えられます。太陽エネルギーデザイン研究会(SDC)が2010年の設立以来行ってきた、BIPV・BAPV等の創エネ技術の研究・普及活動に、今まさに強い追い風が吹いてきた、という状況にあります。

SDCの活動内容に興味のある企業、事務所、個人の皆様のご参加を歓迎致します。是非、SDCの活動へのご参加をご検討ください。よろしくお願い致します。

 

 

 ※2015年7月には、会員の皆さんの知識・技術・情報をまとめて、「BIPVって何?-太陽エネルギーを纏う建築-」を刊行しました。この本は建築デザインの立場からBIPV(建材一体型太陽光発電)の最新技術情報や事例を豊富に紹介したものです。建築・住宅のZEB化ZEH化へのデザインマニュアルとして広く活用していただけると幸いです。